平成二十四年四月号
界隈カルチャー活動のご報告

1. 人間マップシリーズ(界隈のお話)とおばんざいの会開催報告

昨年11月号の会報で予告いたしました「ガラス工芸を通じた人との出会い」 と題した「梶村秀男さんのお話を聞く会」を、界隈の恒例行事である「人間マップシリーズ」の一環として、3月9日(金曜日)18時より開催致しました。梶村さんがご出演された、NHK-BS-hiの「猫のしっぽカエルの手 : 京都大原ベニシアの暮らし」のビデオを鑑賞した後、御本人から貴重なお話を伺いました。

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▲ 人間マップ : 梶村秀男氏のお話

ガラス屋さんのご子息であられた梶村さんは、子供時代から絵を書くのが大好きで、今も、行李一杯の作品が残っているそうです。その思い出から、ガラス特有の美しさをもう一度表現してみたいという気持ちがわき起こり、これが原動力となって、50歳から再スタートされたとのこと。

お話の後、参加者各自が一皿づつおばんざいを持ち寄り、梶村氏ご夫妻を囲んで、和やかなひとときを味わいました。活動の詳細につきましては、第31号報告書と、Webページをご覧下さい。今後も、姉小路ブランドの向上に期待しています。

2. 町家体操「筋トレ・ストレッチ教室」開催報告

2005年1月16日に町家体操教室を開始して、早くも7年が経ちました。毎週火曜日の7時半から、町家を会場にしたストレッチと筋力トレーニングに力点をおいて、約1時間半の体操教室を、町内在住の看護師にインストラクターをお願いして、これまで続けてまいりました。

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▲ 松森賢司先生と「筋トレ教室」メンバー

このたび、丸7周年を記念して、京都市健康増進センター・ヘルスピア21の健康運動指導士でおられる松森賢司先生を講師にお招きして、実技指導を行いました。準備運動として、頭の体操と体の体操を少し行ってから、毎日行う運動と、週2回程度筋肉強化の為に行う運動、そして、脂肪燃焼に有効な有酸素運動の必要性について、和やかに分かりやすく、1時間みっちりとご教授頂きました。

後は、受講生27名の日頃の継続が大切です。これからも、毎週みんなで、楽しく続けていきましょう。

3. 地区計画制度導入に向けての月例会議ご報告

姉小路界隈では、姉小路通を軸とした烏丸通〜寺町通と三条通〜御池通の内側地区に於いて、界隈に相応しくない風俗店の進出を抑える為に

  1. 静かで落ち着いた住環境を守る。
  2. お互いに協力しながら、暮らしと文化を継承する。
  3. 気遣いと配慮を共有し、安全に安心して住み続けられる環境を守る。

の3方針を軸とした、地区計画制度の導入と実現を目指しています。 今月の月例会議は、3月21日(水曜日)に、中京酒販売組合1階会議室において、19時よりの開催でした。

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▲ 月例会議の様子

1年掛かりで構想してきた「姉小路界隈地区地区計画策定要望書」を年度末までに纏める必要がある為、今回の会議が、提出に向けての最終協議となりました。その結果、「姉小路界隈まちづくりビジョン(案)」及び「姉小路界隈地区地区計画(案)」について、協議会の承認が得られました。

その後、KARTHによる「姉小路界隈の防災遺産調査」の報告も行いましたが、その詳しい内容は、第31号報告書に掲載予定ですの で、そちらをご覧くださいませ。

1年掛かりで進めてまいりました「姉小路界隈地区地区計画策定要望書」も、ようやく完成の目途が立ち、現在京都市に提出する準備を進めております。これまで、定例会合にご参加戴きました関係機関及び12ブロック各ご町内の世話役様のお力添え、界隈の皆様のご協力には、誠に感謝しております。なお、4月以降も今まで同様、第3火曜日に「姉小路界隈まちづくり協議会」の月例会議を予定しています。次回は、4月17日(火曜日)19時より、中京酒販売組合1階会議室で行います。皆様方の御参加をお待ちしております。

(事務局長:谷口親平)