姉小路界隈は京都の都心にあって、様々な業種を営む老舗と小さな商店と町家を含むごく普通の住宅が建ち並ぶ、やさしい落ち着いたまちで、昔から住のあたたかみと職の活気が響きあい、育みあって栄えてきた職住共存のまちです。そんな界隈において、平成7年7月に発生したマンション建設計画を契機に、平成7年10月に「姉小路界隈を考える会」を発足ました。
これまで「看板の似合うまちづくり」「灯りでむすぶ姉小路界隈」「花と緑でもてなす姉小路界隈」など様々なイベントの継続により、丁寧に界隈のまちづくりの輪が広げ、維持してきました。会の設立のきっかけとなったマンション建設計画用地を対象に、「地域共生の土地利用検討会」に取組み、おそらく全国で初めてのケースと言える、パートナーシップ型まちづくりによる「アーバネックス三条」が完成しました。
平成15年1月にはNPO法人都心界隈まちづくりネットを設立し、活動範囲及び取組テーマをさらに広げ、活動を展開しています。平成12年4月には「姉小路界隈町式目(平成版)」の制定、平成14年7月には都心部で約2haにもおよぶ建築協定を締結しました。また、平成16年度には京都府下で初めての街なみ環境整備事業により京町家再生の事業にも取組み、現在までに7件の京町家を再生しました。このように京都の都心部から絶えず「市民の手による美しい界隈づくり」の取組情報を発信してきました。
このような美しい都心界隈づくりに向けた連続的な会の活動の成果もあり、平成15年4月に京都市は「職住共存地区での新しい建築ルール」を施行し、高さ等のダウンゾーニングを実施しました。さらに景観法の成立を受け、平成19年9月から、新京都市景観政策が実行されました。歴史的都心部において、15mの建築物の高さ制限が実施されましたが、会の活動の基本目標である『5階以下の低中層の街なみ方針』が法的にも達成されることとなりました。
| 年月日 | ことがら |
|---|---|
| 1995年10月 | 姉小路界隈を考える会を設立。看板の似合うまちづくりを展開 |
| 1995年11月 | 姉小路画廊開設(現在までに15回開催) |
| 1995年12月 | 会報「姉小路界隈」を発行(現在までに27号を発行) |
| 1997年8月 | 灯りでむすぶ姉小路界隈を開催(毎年夏の姉菊屋町地蔵盆時に開催) |
| 1998年4月 | 花と緑でもてなす姉小路界隈を開催(毎年開催) |
| 1998年1月 | 地元住民、事業者、京都市よる研究会で、「アーバネックス三条」の基本計画をまとめた。 |
| 1999年1月 | Webサイト開設 |
| 1999年4月 | 姉小路界隈町式目(平成版)の策定 |
| 2000年11月 | 「歩いて暮らせるまちづくり」協賛開始、京都造形大学「まちづくり模型」展示 |
| 2001年11月 | 御池通京都初の高層マンション建設反対の署名活動 |
| 2002年7月 | 姉小路界隈地区・松長町地区建築協定締結 |
| 2002年8月 | 京都初の赤く燃えるガス灯設置(内原智史氏デザイン) |
| 2003年1月 | NPO法人都心界隈まちづくりネット設立 |
| 2004年9月 | 姉小路界隈地区街なみ環境整備事業開始、現在までに7件の京町家再生事業事業を完成 |
| 2006年8月 | 京都御池中学校との協働による行灯製作とブラスバンド演奏を恒例化 |
| 2006年10月 | 旭川市「5.7小路ふらりーと」と姉妹小路協定調印式 |
| 2007年2月 | 新京都市景観政策の支持表明書の提出 |
| 2007年 | 東京の神楽坂地区と連携して相互にシンポジウムやパネル展を開催 |