平成二十七年四月号
地域景観づくり協議会活動開始

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▲ 協議会事務所看板

1. 「地域景観づくり協議会」の活動が始まりました

今年1月に京都市に申請した「姉小路界隈地域景観づくり計画書」がようやく認定され、平成27年3月31日より、建築主や事業主と建物の新築や増改築・広告物設置などの計画について、意見交換できるようになりました。姉小路界隈のよさを引き継ぐために、意見交換を通じて、次の三点を建築主や事業者に伝えていきます。

  1. 伝統ある落ち着いた町並みを保全・再生します。
  2. 心地よく歩ける道路にします。
  3. 店舗は、静かで品格のある環境に貢献します。

京都は千年の都ですが、その背景にあるのは文化です。まちづくりも、根底に流れるのは文化創造です。自分たちの社会や日常生活の中に美を意識し、文化を創造していくことがまちづくりです。このたび、東京在住の和田大諷先生が、協議会の事務局に掲げる看板をご寄贈くださいました。美しい文字も、立派な文化です。姉小路のまちづくりにむけての強いメッセージと受け止め、事務局をスタートいたします。

[和田大諷先生ウェブサイト http://www.wadataifu.com/ ]

2. 界隈の情報

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▲ 解体工事の終わった物件

私達が居住している姉小路界隈を見回しますと、解体工事が始まろうとしていたり、建設工事中であったり、新たな店舗がオープンの準備を進めている状況に気付きます。

ご町内の皆様各人に、ご自分の近隣で起きつつある変化について関心を深めていただく事が、大切だと思います。柳馬場通姉小路下る西側の地には、解体工事が完了し、これから工事が始まろうとする物件があります。「地域景観づくり協議会」の、制度開始第1号の事例となりますので、ご注目下さいませ。

3. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議の報告 及び 総会と、もちつき大会の開催について

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▲ 3月の月例会議の様子

月例会議は、平成27年3月20日(第3金曜日)19時から、中京酒販組合ビル会議室で開催しました。

最近、姉小路界隈では、何ヶ所かで解体・建築・店舗開店が行なわれています。こうした案件は、3月31日から開始が始まろうとしている「姉小路界隈まちづくり協議会の意見交換」の対象物件になりますので、月例会議の場を通して、定期的に情報を公開していきたいと考えております。

年次報告書34号の試作版が出来ましたが、26年度は当会の活動が新聞紙上に12回紹介されましたので、これを1年分まとめて掲載するようにしました。また、事業・会計報告(案)がまとまりましたので、月例会議の場でも報告いたしました。

4月19日(日曜日)10時から、中京酒販売組合前において、26年度総会ともちつき大会を開催します。ふるってご参加下さいませ。 27年度は当会の設立20周年目の年にあたります。記念事業を公募しておりますので、アイデアのご提供を、よろしくお願いします。

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当会は、烏丸通から寺町通、御池通から三条通に囲まれた、姉小路界隈にお住まいの皆様を対象にしたまちづくり活動団体です。このたび、新たな会計監査役として青木稔享氏(写真左)にご就任いただきました。設立以来20年間お世話になりました吉澤政行氏に、お礼申し上げます。

次回の月例会議は、4月17日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催致します。より多くの方々のご参加をたまわり、積極的なご意見やご提案をお聞かせいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)