平成二十九年四月号
「京都景観賞でトップの『市長賞』」など

作品例
▲ 市長賞受賞式

京都景観賞でトップの「市長賞」

過年度は「屋外広告物部門」と「建築部門」が実施されましたが、今回は「景観づくり活動部門」が初めて実施されました。41件の応募があり、二回にわたる審査委員会を経て、姉小路界隈を考える会が市長賞の栄誉に輝きました。22年間の活動を評価いただき、うれしく思っています。

今までこの活動をご理解・御支援くださった、ご町内・近隣・サポーターの皆様のお陰です。心よりお礼申し上げます。

作品例
▲ まちあるきマップ

「まちあるきマップ」完成

「京都を彩る建物や庭園」制度は、京都の歴史・文化を象徴する、市民が残したいと思う建物や庭園を募集してリスト化し、地域の誇りとして守っていこうというものです。市民から推薦のあった物件は、審査会を経て「選定」されます。

当会では平成26年より推薦を始めましたが、このたび、選定物件が31件を超しました。市域全体310件のうち、一割が姉小路界隈に集中していることになります。これは、姉小路界隈のまちなみが集合的にも保全されている証ともいえます。そんな、姉小路界隈のまちなみの理解を深めるマップが、このほど完成しました。ご希望の方は、事務局か市の文化財保護課にご連絡下さい。

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▲ 意見交換会の様子

平成28年度は12件の意見交換会

このほど、東洞院通姉小路下る平楽寺書店様が、賃貸マンションに建てかえされます。ご承知のように、現存建物は登録文化財で、その建築が取り壊されるのは残念ですが、施主の井上一氏は、一階部分で今後も仏教関係書籍販売を継続され、店舗のエントランスは現況イメージを復元されます。

隣接の新風館ホテル新築工事も、近々開始です。烏丸〜東洞院周辺の変化にご注目下さい。


▲ 月例会議の様子

月例会議の報告

年度末にあたり、28年度の事業・会計報告(3人の監査役押印済み)を行い、関係書類、全領収書、預金残高を参加者全員にご確認いただきました。続いて、年次報告書36号のゲラ刷りを見ながら、製本にむけての最終確認を行いました。

最後に数年間、当会の活動にご尽力いただいたタイ人留学生(京都工繊大博士課程)ニングさんを、皆の持ち寄りで送別しました。

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▲ ニングさん

ニングさんは帰国後、タイのチュラーロンコーン大学勤務の予定です。今後も、姉小路界隈に強い関心を持ち続けられるでしょう。何時の日かの再会が、楽しみです。

次回の月例会議(毎月第三金曜日)は4月21日夜7時より、中京酒販売組合一階会議室です。「姉菊町改革委員会」など、どなた様も公開していますので、気楽にご参加下さいませ。

(会長 : 市古和弘)