平成二十三年八月・第十六号
姉小路行灯会の協賛のお願い

1「.姉小路行灯会」のご案内と協賛のお願い

今月20日(土)18時から、京都御池中学ブラスバンド部マーチングを皮切りに、中京もえぎ幼稚園児の中京もえぎ音頭が華を沿え、同中学7年生と同幼稚園児の作品を新調した600基の行灯が灯ります。ご町内の、藤井八重さん作の貼り絵もご鑑賞下さい。只今、行灯のローソクを1本200円で販売中です。豪華グルメチケット等多数が当たる抽選付きで、まちづくりの運営資金カンパも兼ねています。お陰さまで、十年以上の地域の恒例行事に育って参りましたので、ご理解とご協力をお願いします。なお、姉小路通の柳馬場〜富小路間が17時より22時まで自動車通行止となります。

「姉小路のデュオ」の平野・石川さんから挨拶を頂きました。

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▲ 平野勇治氏と石川貴子さん
「この度、姉小路行灯会の日に演奏の機会を頂戴し、とても光栄に思います。幼い頃よりお世話になっているこの通りを、音楽でも輝かせることが出来る様、歌わせて頂きたいと思います。私達が演奏を予定しておりますのは、日本の名曲「夏の思い出」等の、夏を代表する曲。そして、オペラ「フィガロの結婚」からの二重唱等。和洋の“古き良き"を、ご近所の方、子ども達と、是非ご一緒に楽しみたいと思います。どうか、宜しくお願いします」

2.住居を新築される鳥本秀夫さんからご挨拶

先月号でも紹介しましたが、界隈に土地を購入された鳥本秀夫さんからの御挨拶を頂きました。

「これからの高齢化社会では、郊外に広い家を所有するよりも、都心居住がいいと思います。都心には大勢の人が集まるので、商売に適していますが、ただ売上高を最大化させる為だけの土地活用であるはずはなく、そこに居住している人達が、その優れた生活環境を将来にわたって維持していこうとしているのかが大事であると思います」
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▲ 地鎮祭にて鳥本秀夫様ご一家
「職住共存という観点から、姉小路界隈は京都らしい風情を保ちつつ、少しづづ変化している点がおもしろいです。私はゼストで服飾販売を生業としており、ここに住居を新築するからには良好な景観形成に積極的に協力し、合わせて地域全体の資産価値を低下させない事が財産を守る上で大事と思っています。何よりもご町内との友好が京都人としての作法と心しておりますので、どうか宜しくお願いします」

3.皆様のご意見をお寄せ下さい

姉小路通の寺町通と烏丸通間、南北の通りの御池通と三条通間は、都心部にありながら落ち着いた街並みが残り、文人墨客ゆかりの看板を掲げるお店や格調ある老舗旅館が集まる、京都らしい落ち着いた風情を保つまちです。「町式目」にみられる自主的なルールの下に、お互いを気遣い、お互いに協力しながら、家業中心の「なりわい」を継承し、もてなしの心を育んできた暮らしの知恵や精神も受け継がれています。

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▲ 姉小路界隈地区建築協定掲示板

このような姉小路界隈の特性は、京都のまちなかにあって非常に貴重なものといえ、この落ち着いた風情を守るため、一部地区で建築協定が締結され、風俗店等は規制されています。が、建築協定締結地区外では、木屋町通等の賑わいの外延化、商業施設立地の活発化などにより、アダルトショップやゲームセンターなど、姉小路界隈にふさわしくない風俗店の進出が懸念されます。

今月の定例会は、17日(水曜日)の19時より、中京酒販組合の3階会議室で開催致します。
ですが、今回の会合は趣向を変えまして、あるいて暮らせるまちづくり推進会議・京都が主催する「歩くらゼミ勉強会」として、一般にも開放された報告会といたします。これまでの「姉小路界隈を考える会」の活動のあゆみなどを紹介しつつ、同じ京都市中京区の他学区のまちづくり関係者との意見交換会にも花が咲く予定となっておりますので、界隈の皆様にも、この機会に是非お運びの上、ご意見等をお寄せ頂ければ幸いに存じます。(事務局長:谷口親平)