平成二十四年八月号
姉小路行灯会のご案内

1.「姉小路界隈まちづくりビジョン」等説明会の開催ご報告

姉小路界隈では、昨年度に「姉小路界隈を考える会」を発起人として立ち上げた「姉小路界隈まちづくり協議会」を主体として、「地区計画制度」の導入を進めています。その過程として、「『暮らし』と『なりわい』と『文化』のバランスを大切に育むまち・姉小路界隈」の実現を目指した、「姉小路界隈まちづくりビジョン」の策定を、本年3月に完了致しました。

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▲ まちづくりビジョン等説明会の様子

そこで、姉小路界隈及び近隣の皆様に対しての「姉小路界隈まちづくりビジョン」等説明会を、平成24年6月30日(土)19時より柳池自治会館で開催し、お越しいただいた20名の参加者全員からご賛同を戴きましたことを、ここにご報告致します。

このまちづくりビジョンの実現に向け、今後も、姉小路界隈の落ち着いた風情を守るための「地区計画」を策定するとともに、姉小路界隈の景観を保全・創出する為、京都市の「地域景観づくり協議会」認定制度を活用した、よりよい景観形成を目指していきます。

2.姉小路界隈まちづくり協議会 7月会議のご報告

7月の協議会月例会議は、平成24年7月20日第3金曜日の19時より、中京酒販売組合会議室で開催致しました。今回は、以下の4つの議題についての報告がありました。

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▲ まちづくり協議会7月会合の様子

まず最初に、まちづくりビジョン冊子制作の進捗状況について、(公財)京都市景観まちづくりセンターの杉崎氏よりご説明を頂戴しましえた。次いで「姉小路界隈地域景観づくり協議会」の認定メリットについて、京都市景観政策課の岡田係長の説明を伺いました。

3番目に「姉小路界隈の『色彩・デザイン』関連作業」についての中間報告が、京都市芸術大学藤本英子先生より。最後に、「姉小路界隈の防災文化遺産調査」について、KARTH(関西木造住文化研究会)の田村佳英様による中間報告を頂きました。

3.「姉小路行灯会」のご案内と協賛のお願い

毎年恒例となった「姉小路行灯会」は、今年で16回目を迎えます。これまで多くの方々の協力を戴きながら、姉小路ブランドの核として着々と成長してきたことは誠に喜ばしい限りでございます。

今年も8月25日(土曜日)夕刻より、京都御池中学校ブラスバンド部のマーチングを皮切りに、中京もえぎ幼稚園児の中京もえぎ音頭が華を沿え、18時には、同中学7年生と、同幼稚園児の描画及びご町内の藤井八重さん作の貼り絵を張った、600もの行灯が灯ります。是非、ご鑑賞下さい。只今、行灯のローソクを「豪華グルメチケット等多数が当たる抽選付き」で、1本200円で販売しております。これは、まちづくり運営資金のカンパも兼ねておりますので、ご理解とご協力をお願いします。

今夏は「あなたがいる街:姉小路界隈」と題して「うたごえと手品の夕べ」を開催します。バリトンの萩原智明さんには、素人とは思えない程声量豊かな歌声で、皆様が聴きなれた曲目をお歌い頂きます。また、手品担当の井尻勝巳さんには、独特の雰囲気でのびっくり技をご披露いただきます。学区からご近所まで、子ども達と一緒に楽しみたいと思います。なお、姉小路通は柳馬場〜富小路間が、17時より22時まで自動車通行止めとなりますので、ご注意下さいませ。

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▲ 井尻勝巳さん(左)と萩原智明さん(右)

「姉小路行灯会」の開催時期については、地蔵盆前夜の8月25日(土曜日)ということで、参加者の同意を頂戴致しました。本年度も、中京もえぎ幼稚園と京都御池中学校の園児・生徒の皆さんには、行灯作りやご出演でお世話になります。また、地元商店にも多数の景品提供など、御協力を戴いております。1本200円のローソクは、売上げ代金の一部がまちづくりの活動資金となりますので、界隈の皆様には、1本でも多く御購入戴きますよう、御協力宜しくお願い申し上げます。

いよいよ、地区計画の導入が現実味を帯びてきました。最終的な地元説明会も無事終了し、「地区計画要望書」を京都市長にお渡しできる日取りも、間近になって参りました。あとは、都市計画審議会の審議を経て、京都市の条例として成立するのを待つばかりです。この1年間の皆様のご協力とご理解に、心から感謝申し上げます。なお、8月11日の13時より「姉小路行灯会」の為の行灯絵柄張替作業を行いますので、お手伝い頂ければ幸いです。次回会議は、8月17日(第3金曜日)の19時より開催致します。こちらへの御参加も、お待ちしております。

(会長 : 市古和弘)