平成二十五年八月号
地区計画承認の報告他

1. 「都市計画審議会満場一致」で「姉小路界わい地区地区計画」が承認されました

「姉小路界わい地区」は姉小路通を軸として、東西は寺町通から烏丸通まで、南北は御池通から三条通までを区域とし、歴史的な市街地として低層の戸建てを中心とした落ち着いた町並みが残る京都らしい品格のあるまちです。この地域の落ち着いた住環境を維持する為、上記地域内の全住民・全地権者を対象とした意向調査結果などに基づき、姉小路界隈まちづくり協議会において検討を重ね、最終承認のうえ「姉小路界隈地区地区計画策定要望書」として取りまとめ、昨年8月24日に京都市へ提出していたものが、地区計画としてこの度承認されることとなりました。

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▲ 京都市都市計画審議会の様子

この「要望書(原案)」は、京都市の都市計画の基本方針である「京都市都市計画マスタープラン」の「地域まちづくり構想」にも、ほぼ全文を採択頂き、「姉小路界隈を考える会」の名称も明記され、今後も、当会の活動を、京都市都市計画マスタープランに沿ってご支援いただけることになりました。これまでの界隈の皆様のご協力に感謝致します。

2. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議の報告

新たに姉小路界隈に移り住んでこられる方々には、まちづくりビジョンや地域の思いを示し、この界隈を知ってもらうことが大切です。姉小路界隈で建築や改築をしようとする人には、姉小路界隈にふさわしいデザインや色彩で計画していただきたいですし、営業を開始しようとする人には、落ち着いた住環境に相応しい営業形態や広告物の出し方を心がけてほしいものです。その為、私達従来からの地域住民は、「姉小路界隈にふさわしい」というのはどういうことなのか、また、姉小路の景観をどう伝えるかを学ぶ為にも、もう一度原点に立ち返って、景観について再学習してみようということになりました。

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▲ まちづくり協議会7月会合の様子

このような機運から、京都市から数回にわたる学習計画(案)をご用意頂きましたので、今後、細部を詰めて実行します。希望される方は、ふるってご参加下さい。また、京都市立芸術大学の藤本英子先生には、今までの姉小路界隈での調査結果をもとに、姉小路にふさわしい色彩に関するガイドラインを、今年度中に完成頂けるそうです。なお、看板やのれん等の広告物については、中村伸之先生に、今後もご検討をお願いしてまいります。

3. 「姉小路行灯会」のご案内と 協賛のお願い

今月24日(土曜日)18時から、京都御池中学校ブラスバンド部のマーチングを皮切りに、中京もえぎ幼稚園児の中京もえぎ音頭が華を沿え、ご町内の藤井八重さん作の貼り絵や同中学7年生と同幼稚園児の描画を張った、600基の行灯が灯ります。只今、行灯のローソクを1本200円で販売中です。豪華グルメチケット等が多数当たる抽選券付きで、まちづくりの運営資金カンパも兼ねています。

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▲ 牧野元美さんとDrifftingHoboesの面々

16年目の今夏のテーマは「カントリーとクラシックの夕べ」。ソプラノの牧野元美さんは、堀川音楽学校を卒業後、東京芸大へ進学。今年大学を卒業し、現在は二期会で活躍中とのことです。DrifftingHoboesは(紅1コ)こと内藤郁子さんとおじ様仲間の、元気なコーラスグループです。皆様と共に歌える曲目も用意されるそうですので、学区からご近所の方まで、子ども達も一緒に楽しみたいと思います。

なお、姉小路通の柳馬場〜富小路間は、17時より22時まで地域外自動車は通行止となりますので、ご了承願います。

京都で初の「街なみ環境整備事業」が姉小路界隈地区で開始されて、今年で10年目の最終年度となります。既に21件の建物が、この制度の適応を受けて、外観美装化にご協力を戴きました。現在、最終希望者を募集中ですので、ご関心のある方は、お気軽に当会までご相談下さいませ。

次回の会議は22日(木曜日)19時から、中京酒販売組合での予定です。多くのご参加をお待ちしております。また、10日(土曜日)9時半より、地蔵盆会場で行灯(300基)張替を行いますので、お手伝いいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)