平成二十八年八月号
「先斗町火災(7月5日)から学ぶ」など

先斗町写真
▲ 幅の狭い先斗町通

1. 先斗町火災(7月5日)から学ぶ
─ 消防分団避難誘導の成功例

団体予約を受けていた、七輪を使う、若者向けの炭火焼き居酒屋「茜屋純心軒」が、20kgの木炭を加熱していて出火しました。火の扱いに慣れない店員だったため、初期消火も行われず、消防署に119番通報されたのが、午後7時10分頃。近隣の飲食店にも客が一杯の上、御茶屋や住宅にも人が詰まっている時間帯でした。

先斗町の道路は幅員1.5〜2.0mで、駆けつけた消防車は入れず、近くの消火栓からホースをつないでの消火です。4時間に及ぶ消火活動で消防士たちに疲れも見られる中、活躍したのは地域の防災 ─ 消防分団と警察でした。

地域防災委員らは、各ブロックごとに短冊状に声掛けしながら、整然と人々を誘導。避難した人々は帰宅まで4~5時間かかったものの、戸口を施錠したりせず、皆が協力しトラブルや怪我はまったくありませんでした。

地域防災委員が日頃から築いていた信頼と、地域の人々の結束力があったがゆえの、混雑する観光地名所での火災の大事なき顛末でした。

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▲ 工房を兼ねた居宅が新築される

2. 意見交換会三件の報告

NTTドコモが携帯電話電波用アンテナを、姉小路界隈に3ヶ所増設します。

姉小路通御幸町東入る(姉菊町)では、ギャラリーを兼ねた居宅が改築されます。

柳馬場通姉小路下る(南柳町)では、工房を兼ねた居宅が新築されます。この新築の建築主には,接道する私道の舗装について、10年に1度自費改修していることを組長(代理)から。南柳町への町内会加入については、町内会長から説明しました。組長・町内会長・事務局の三者で初めて意見交換が実現できた、有意義な会でした。

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▲ 月例会議の様子

3. 月例会議の報告

7月15日(第三金曜日)19時より、中京酒販売組合1階会議室で開催しました。

  1. 最近の界隈の変化(建設、開店)
  2. 他地域の景観づくり協議会状況
  3. 交通実態調査の今後の取り組み
  4. 姉小路行灯会開催日(8/20)ローソク協賛金と賞品提供
  5. 行灯張替(7/31(日)午前9時)依頼
  6. 台南成功大学陳教授視察団一行受入
  7. 新風館周辺整備

などについて報告。参加者にご了承いただきました。

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▲ 川見明美さん

アーバネックス三条の入居者の方々へ、毎夏、特別ご招待券をお届けしている、川見明美さんをご紹介します。姉小路行灯会を通じて、新旧住民が交流できるイベントへのご案内は、14年目です。本年も、ご参加をお待ちしています。

次回の月例会議は8月19日(金)19時より、中京酒販売組合1階会議室です。どなた様も、お気楽にご参加下さい。

(会長 : 市古和弘)