平成二十四年十二月号
界隈路活動の報告

1. 「姉小路まちなみ展」報告

今年のまちなかを歩く日では、11月10日(土曜日)〜11日(日曜日)に、ギャラリー象鯨をお借りして「姉小路まちなみ展」を開催しました。展示は、藤田画伯の「姉小路スケッチ」から始まり、「景観シミュレーション、建築協定・地区計画マップ、街なみ環境整備写真、姉小路界隈の模型」と続きました。なお、初日は58名。荒天だった二日目には、18名の来観者がありました。

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▲ 姉小路まちなみ展の模型展示

来観者へのアンケート結果から、姉小路界隈を考える会の「まちづくりへの取組」についてはおおよそご理解いただいているのに比べて、「建築協定加入世帯数(88件)」を正解された方は、意外に少なかったと分かりました。

この両日、京都市役所の「都市づくり推進課」「景観政策課」「歩くまち京都推進室」及び「京都市景観まちづくりセンター」から頂きました、各2名の、ガイドとしてのご協力に感謝致します。また、京都大学 伊從勉研究室の大学院生3名にも、お世話になりました。

2. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議の報告

11月も、第3金曜日の19日19時より、中京酒販組合ビル1階会議室にて開催しました。京都市立芸大の藤本先生にお作り頂く、姉小路界隈の既存建築物色彩見本を、改築や新築時の色彩選定に活用すべく、協議しました。

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▲ まちづくり協議会10月会合の様子

また、京都市の支援が決まった照明の電球色化について、再度趣旨をご説明申し上げ、参加者のご確認を頂きました。

なお、11月18日に開催された柳池学区総合防災訓練では、当会は、訓練効果の向上を図る為に、非常持出袋の携行等を事前に姉小路界隈に広く呼びかけるなど、宣伝活動をお手伝いしました。

3. 韓国全羅北道益山市からの見学者ご来訪

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▲ 韓国全羅北道からの見学者15名様

去る11月22日、韓国の全羅北道(チョルラブク-ト) 益山市(イクサン-シ)の公務員と市民代表者の方々、通訳の計15名様が、姉小路界隈の見学の為に来日されました。

団長のチェワンギュ全北文化財研究員は、当会の活動内容について、市古会長と日本語で質疑応答されました。

これで、本年の姉小路界隈がお迎えした海外視察団は、3グループとなりました。今後も、より多くの方々の御来訪をお待ちしております。

4. 中京区民まちづくり支援事業補助金の報告

姉小路界隈住民と一般歩行者の安心・安全を確保する為、自分達の家の前面を快適な空間として維持しようと、多くの方々が努力されています。

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▲ 電球色への交換第1号となった看板

自分たちの家の前を美しくするのは、姉小路通全体の品格を低下させないことにも繋がっています。

より多くの住民に喚起する為、街灯と各家庭の門灯について、暖かみのある同系色の色温度照明への統一を提案した所、この度、京都市の支援事業に採択され、補助金を頂ける運びとなりました。

つきましては、電球交換にむけて、皆様のご協力をお願い致します。

「街なみ環境整備事業」とは、国土交通省と京都市からの補助金を受けて建物の外観を整備(美装化)する事業です。この度、19件目として、吉澤様(姉小路通富小路西入)にご協力戴けることになりました。工事は間もなく開始され、年内には完成の予定です。皆様、どうぞ御注目下さいませ。

本年最後の月例会議は、12月21日(第3金曜日)の19時より、中京酒販組合ビル1階会議室で予定しています。会議終了後には、ささやかながらも忘年会を計画して、皆様方のご参加をお待ちしております。

(会長 : 市古和弘)