11月の定例会議は、15日(第3金曜日)19時より、中京酒販組合ビル会議室にて開催しました。
最初に、京都市文化財保護課が募集している「市民が残したい京都を彩る建物や庭園」に関する推薦文の作成状況について報告。続いて、「景観に関する勉強会」について、修徳学区での先進事例勉強会の踏査結果について報告しました。
また、翌日に迫っていた「まちなかを歩く日2013」開催イベントについて、最終準備状況を報告し、以上3点について参加者によりご承認を頂きました。
最後は、最近竣工した中京区での耐震に関する補強工事についての報告をもって、今月の会議を締めくくりました。
「まちなかを歩く日2013」の開催イベントについては、次項をご参照ください。
姉小路界隈では、初年度の2000年より13年運続で関連企画を実施しており、今年も11月16日(土曜日)・17日(日曜日)の両日に、姉小路通柳馬場東入のギャラリー象鯨と姉小路画廊及び姉小路通を会場として、以下のイベントを開催いたしました。
ギャラリー象鯨では「京のまち・姉小路・まちなみ展」と題し、過去10年にわたる「街なみ環境整備事業の実施事例24件の整備成果等」と「景観シミュレーション」を展示しました。
姉小路画廊では、長岡京市在住の木村さん芸術一家の手による数多くの作品を、「姉小路町家に集う4人展」と題してお楽しみいただきました。また、「中京もえぎ幼稚園児ミニ行灯」も、同会場に展示しました。
屋外では、16日(土曜日)14時から、「歩くまち絵巻と行灯会」と題して、幅90cm・長さ40mの白布に姉小路風呂敷を染め抜き、作成者にさしあげました。同時に、京都外国語大学のご協力で、姉小路通に白布を敷き、通りへのメッセージや絵を描いてもらいました。
日没後には「京小町踊り子隊」が駆けつけました。その華やかさと躍動感にみちた踊りには、しばし、観客の皆さんがうっとりとしておられました。
また16・17両日、柳馬場〜富小路間で地域外自動車を通行止めにして、姉小路行灯を通りの両側に並べて点灯させ、夕闇の静かな姉小路も味わって戴きました。
ご協力くださいました沿道皆様に、御礼申し上げます。
姉小路界隈では、様々な活動を行っています。特に「姉小路界隈町式目(平成版)」を理念に、都心界隈の居住環境を保全しつつ、職住共存地区の環境の維持・増進を目的として締結された「姉小路界隈地区建築協定」を踏まえ、京町家と調和した街なみを創造し、地域の魅力や活力を高めるまちづくりを進めてきました。その柱を担ってきた「街なみ環境整備事業」は最終年度となりますが、鳥居邸と彩雲堂にご協力を戴きました。
鳥居邸の改修にあたっては、格子戸を採用して開閉の利便性を高め、合わせて化粧柱、銅の樋を取り入れて、美観も向上させています。
彩雲堂の改修では、こだわりの表戸の腰板を改善するなど、細部の仕上げに工夫を凝らしています。
尚、まだ予算枠に若干の余裕がございますので、ご関心がおありの方は、どうぞ「姉小路界隈を考える会」までご相談下さい。
今年も、「まちなかを歩く日」の界隈イベントが無事に終了いたしました。今回は特に、街なみ環境整備事業の10年の集大成を展示できて、非常に感慨深いものがあります。御協力戴いた皆様、本当に有難うございました。
次回の協議会定例会議は、12月18日(第3水曜日)19時より、中京酒販組合ビル1階会議室での開催予定となります。本年最後の会議となりますので、会議終了後には、持ち寄りパーティー形式での忘年会(会費:1000円)も計画しております。こちらにも、多くの方々のご参加をお誘い申し上げます。
(会長 : 市古和弘)