平成二十七年二月号
界隈活動が評価されました

1. 20年目にして「国土交通大臣賞」に輝きました

住環境は地域の方々によって維持管理され、安全、清掃、緑化、まちなみなどが保たれています。住宅生産振興財団は、このようなコミュニティ活動が活発な住民組織をまちづくりのモデルとして表彰し、支援されています。

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▲ 京都市長からの祝辞(代読)の様子

界隈が選考された理由は、「1) 美しくアメニティの高い住まいのまちなみ景観を形成。2) 多人数でまちなみの維持管理活動が行われている。3) 建築協定等のまちなみルールを合意。4) 維持管理活動を長期間に亘って継続。5) 住民組織の景観維持活動が初期の景観を育て、より成熟させる方向での成果となっている」そして、「6) まちの再生に向かっての努力」が挙げられていました。

町内各位の皆様、ご支援いただいた方々、藤本昌也審査委員長他6名の審査委員に、お礼申し上げます。

2. 姉小路界隈まちづくり協議会、本年最初の月例会議の報告

本年最初の定例会議は、平成27年1月16日(第3金曜日)19時より中京酒販組合ビル会議室にて開催し、国土交通大臣賞受賞について、祝辞を多数戴きました。

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▲ まちづくり協議会1月会合の様子

まず、柳馬場通で最近ビル解体が1件進行中の為、建設計画について情報収集していることを報告し、景観づくり協議会計画書の最終体裁が整った件と、残しておきたい庭園・建物に福井畳店を推薦した件も、併せて報告致しました。また、本年の事業計画として20周年記念イベントの募集と、京都文化博物館地域共働事業シンポジウムへの出展を協議し、参加者一同にご確認いただきました。

なお、クリアファイルは町内・会員・関係各位・中京もえぎ幼稚園、及び京都御池中学校への配布を完了しております。

3. 第1回 博学社連携シンポジウムの報告

18日、京都文化博物館と地域でシンポジウムを主催したところ、約100名の参加がありました。

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▲ 開会の挨拶(地元代表:井山吉良氏)

西山徳明先生(北海道大学)がたの基調講演「歴史文化まちづくりへのチャレンジ」に続いて、午後からはポスター発表を行い、パネルディスカッションへと続きました。

同博物館が地域社会との連携を模索し、地元の「三条まちづくり協議会」と「姉小路界隈を考える会」が共に設立20周年の記念の年だったことから、これを機に、居住やなりわいの中に本物の生活文化を発見し、それを育成・継承していくまちの実現にむけて、地域に密着した活動を行うことが決まったわけですが、今後に期待できる強い意識が共感できた、有意義な一日でした。

4.「意見交換」義務化へ (1/21京都新聞より抜粋)

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▲ 計画書を提出する市古和弘会長

「姉小路界隈まちづくり協議会」は20日、「地域景観づくり計画書」を市に提出した。計画書が認定されると、地区内での建物の新築や増改築、広告物設置などを行なう際、協議会との意見交換や市への報告が義務づけられる。

計画書では、▽静かで落ち着いた住環境を守り育てる▽暮らしとなりわいと文化を継承する▽安全に安心して住み続けられる。の三つの基本方針を示し、意見交換の理念としている。

住宅生産振興財団の「住まいのまちなみコンクール」は平成17年に始まり、姉小路界隈が大臣賞を頂いた今回は、第10回となります。京都からは、第4回に「西竹の里タウンハウス管理組合(洛西NT・西京区)」が大臣賞を。第7回には「桂坂景観まちづくり協議会(桂坂地区・西京区)」が、まちなみ賞に選考されています。

次回の月例会議は、2月20日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催致します。より多くの方々にご参加いただいて、積極的なご意見やご要望をお聞かせ願えましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)