平成二十六年一月号
本年も宜しくお願い致します

1. 天橋立からの視察団が来訪されました

11月28日、白砂青松の景観が日本三景のひとつに数えられる「天橋立」の保全・継承の取組を行っている「宮津市」から、総勢30名の視察団が姉小路界隈を来訪されました。

この団体は「宮津市建設室まち景観係」がリーダーとなって、「宮津市教育委員会事務局」「特定非営利活動法人:橋立作事組」「総本家智恵の餅文珠山門前吉野茶屋」及び他様が世話人役を担われ、天橋立周辺の景観整備に尽力されている組織だとお聞きしています。

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▲ 天橋立からの視察団御一行

早朝に宮津を出発され、午前中は京都市役所で景観政策課から京都市のまちづくりについての概要説明を受けた後、午後一番から現地視察というハードな日程だったようです。井山副会長の案内で「姉小路界隈」を見学された御一行は、続いて「三条会」や「先斗町」、さらに「西之町」も視察されて、帰途に就かれたそうです。

天橋立と姉小路界隈の景観の向上に向けて、智恵の神様である智恩寺の文殊菩薩にあやかって新年をお迎えになられれば、と思います。

2. 韓国の放送局が取材に訪れました

お隣の韓国でも、まちづくり活動が盛んなようです。姉小路にも、昨年だけで5回も、韓国の市民団体・専門家・行政・議員等の視察団が来訪されました。一般的な2〜3泊の日本視察のコースでも、必ず京都市及び姉小路界隈を組み入れる熱心さです。そんな韓国民の関心が高まる中で、12月6日に韓国ソウル市KBS放送のキム・ソン・ハン記者とアン・ヒュン・チュル記者に通訳を加えた3人が、姉小路界隈のまちづくり取材にやってきました。

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▲韓国KBSによる取材風景

事前に寄せられた質問項目は、

  1. 姉小路界隈を考える会の設立理由。
  2. アーバネックス三条を竣工させる為の地域住民と事業者と行政の、三者の協力関係。
  3. 建築協定と地区計画のそれぞれの機能等について。

─ という具体的なもので、同様の関心がソウル市内でも高まってることの表れだと感じました。

今回の内容は、12月19日夕方の総合ニュースで、15分程紹介されたようです。日韓友好再開のきっかけになればと思います。

3. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議のご報告

12月の定例会議は、18日(第3水曜日)19時より中京酒販組合ビル会議室にて開催し、本年を通じた様々な活動30項目を振り返り、改めてその内容を確認いたしました。

主要な成果としては、「姉小路通無電柱化候補路線選定要望書」を京都市に提出(2月28日)や、「京都市都市計画審議会(7月2日開催)」にて「姉小路界わい地区地区計画」が承認されたことがあげられますが、併せて、「京都市都市計画マスタープラン地域まちづくり構想」への採択も、非常に大きな成果でした。
(詳細は京都市情報館掲載のPDFをご参照ください)

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▲ まちづくり協議会12月会合の様子

他にも、具体的な活動として10年来継続してきた「街なみ環境整備事業」の24件の竣工(1件は未着工)が見込める状況にありますし、「姉小路行灯会」や「まちなかを歩く」等のイベントも、度々開催できました。

なお、それらの内容については、当Webで詳しくご覧頂けます。

新年あけましておめでとうございます。皆様のご支援のお蔭をもちまして、旧年は多様な成果が残せました事を、まずは御礼申し上げます。

都心部にあるこの地域ゆえに新たな変化も生じますが、私達地域住民にとっても、京都市民の一員としても、良好な発展へつなげていきたいと考えておりますので、本年もご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

今月の月例会議は、第三金曜日(1月17日)19時より、中京酒販組合ビルの1階会議室で開催します。多くの方々のご参加を、お待ちしております。

(会長 : 市古和弘)