平成三十年一月号
新年の干支を祝う掛軸が完成 など

昨年のまちなかを歩く日
▲ 林従一副校長ご夫妻

1. 新年の干支を祝う掛軸が完成

東京の書家、和田大諷氏らの書を、ご町内の山中祥悟様が立派な軸に表装下さり、台湾国立成功大学から国際会議にお越しになった林従一副校長が、紐解きを行なわれました。

京都市景観まちづくりセンター設立20周年を記念して、ロビーに1年間飾り付けることになりました。昨年11月11日の「まちなかを歩く日」に、姉小路通の一部区間を車両通行止にして、内外からの参加者が姉小路通の事故防止と安全を祈願して路上で寄せ書きした傑作です。

写真 視察団の皆さん
▲ 視察団の皆さん

2. タイからの視察団受入

立命館大学政策科学部歴史防災・地域情報研究所が、タイとの国際共同ワークショップを開催しました。タマサート大学の学生・教員50名が2班に分かれて、まちづくり活動が盛んな先斗町と姉小路界隈を2班に分れて視察。北緯15度のバンコクは、現在初夏の陽気だそうですが、寒い京都で震えながら、石原一彦先生の通訳に耳を傾けていました。

「建築協定の効果」「まちなみ整備の成果」「建築着手等に先駆けて行なう意見交換会のしくみ」などに、指導教官の方々も交えての、熱心な質疑応答が繰り返されました。

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▲ 意見交換会

3. 意見交換会の報告

堺町通姉小路北東角の既存ビルを改修して、バカンス株式会社が簡易宿泊所・飲食店を計画中です。2〜4階は、宿泊スペース。1フロアー2名(最大5名)で、3組宿泊受入。1階では、宿泊客への朝食提供と、焼き菓子の販売が行われる予定です。料金的にハイグレード層を目指しているようで、昨年東京から進出してきた、向かいの「ババグーリ」と連携して営業されるようです。

界隈の品格を保ち、姉小路ブランドを向上する店舗としての期待が高まります。また、姉小路通堺町東入る木之下町229番の5階建て改装ビルは、1階から順にフランス料理店、カレー屋、デザイン・不動産、鍼灸院、不動産販売業者で、ビルオーナーも含めた意見交換会を実施しました。

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▲ 月例会議

4. 月例会議の報告

12月15日(第3金曜日)夜7時から、中京酒販売組合一階会議室で開催しました。 京都市で早くからゲストハウスを開業されている山本亮太氏から、宿泊客の緊急事態発生への心構えなどについて、話題提供がありました。同志社女子大の太田さんと、立命館大学の小原君から、今年の調査研究の報告がありました。参加者お一人おひとりからご発言をいただき、一年の締めくくりを行いました。

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▲ 山中祥悟氏

山中祥悟氏は、京都表具工芸協同組合理事長として、表芸文化の発展に尽力されています。狗年の干支の大軸作成の労に、心より御礼申し上げます。

次回の月例会議(毎月第3金曜日)は1月19日夜7時より、中京酒販売組合1階会議室です。どなた様もお気楽にご参加下さいませ。

(会長 : 市古和弘)