平成三十年六月号
京都のモデル、レンタサイクルショップに注目 など

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▲ 意見交換会

1. 京都のモデル、レンタサイクルショップに注目

環境に優しく健康志向だからと、折からの京都観光ブームを追い風に今、自転車の需要が高まっています。そんな中、堺町通姉小路下るで、軽飲食を兼ねたレンタサイクルショップとの意見交換会を5月1日に行いました。

その店舗では、通常の自転車よりもハイテクで、高級感のある品揃えを目指しているようです。自前の商品であっても、路上駐輪は通行人、特に交通弱者には大きな迷惑となります。常習的な道路の私的占有は、道路交通法で禁止されています。姉小路界隈のレンタサイクルショップは、京都のモデルになるような、前面がすっきりとした店舗であることに注目が集まります。

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▲ 定例会議

2. 地域景観まちづくりネットワーク定例会議

京都市認定の10地域(修徳、先斗町、西之町、一念坂・二寧坂、桂坂、姉小路界隈、明倫、仁和寺、京の三条、祇園新橋)とNPO法人京都景観フォーラムで構成する「京都市地域景観まちづくりネットワーク」が、5月10日に集いました。

参加地域の交流はもとより、他の地域の取り組みを学ぶためにもと、2ヶ月毎に集まります。今回から、「意見交換会のあり方」及び「民泊」について、2班に分れて情報交換することになりました。

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▲ 意見交換会

3. ゲストハウス意見交換会

姉菊屋町で初めてとなるゲストハウス(職員が常駐しない一棟貸し旅館)開業に先立ち、管理会社との意見交換会を5月18日に行いました。

夜遅くまでの喧騒防止や、防火に関する宿泊客への注意徹底。万が一のトラブル時の対応について、意見交換しました。

姉小路界隈のまちづくりの三原則 ①夜は静かで落着いた住環境 ②暮らしとなりわいと文化の継承 ③気遣いと配慮で安全・安心な町内 を確認しあいました。双方の合意事項を明記し、姉小路界隈を考える会と姉菊屋町町内会連名で関係者と協定書を交わす旨、参加者全員で確認しました。

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▲ 月例会議

4. 月例会議の報告

京都は大学の多い都市ですが、姉小路にも多くの学生達が来てくれます。このほど、京都産業大学の学生達が富士ゼロックス株式会社と協同し、「姉小路界隈の現状と将来にむけての提案」をまとめてくれました。

また、京都外国語大学在学時代に姉小路界隈について研究していた方が、3年間の名古屋市での勤務に区切りをつけられて京都市に引越し、姉小路界隈での生活を始められました。

このような若人発信ニュースについて意見を出し合い、姉小路行灯会のポスターデザインも確定できるなど、5月18日の第66回月例会議は、一際盛り上がりました。

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▲ 井山吉良様

1630年来、井山家の蔵に残されていた原典を「姉小路界隈町式目(平成版)」として復活させ、現在のまちづくりの理念として継承させておられる、井山吉良氏を紹介いたします。街なみ環境整備事業でも、2年がかりで姉小路・富小路通両面の修景に貢献された、功労者です。

次回の月例会議(毎月第3金曜日)は、6月15日夜7時より、同組合1階会議室です。どなた様もお気楽にご参加下さいませ。

(会長 : 市古和弘)