平成二十七年五月号
地域景観づくり協議地区認定受理

1. 「地域景観づくり協議地区」としての「認定通知書」受理

今年1月20日付で、京都市に申請していた「姉小路界隈地域景観づくり計画書」の認定通知書を受理しました。姉小路界隈は、「景観の保全及び創出の方針」として

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▲ 「認定通知書」を受理しました
  1. 和風主体の建築様式を中心とした町並み
  2. 品格ある店舗
  3. 向こう三軒両隣が安心して住み続けられる居住環境
  4. 落ち着いた生活文化
  5. ここちよく歩くことのできるみち

など、「居住」「なりわい」「文化性」のバランスを大切に育むとともに、風情ある「町並み」や、ここちよい「みち」の形成を目指します。

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▲ 「姉小路界隈の20年間の取組」について講演

2. 台湾との交流

成功大学のご支援により、台南の町並みを見学し、「姉小路界隈の20年間の取組」について講演する機会を得ました。

「台湾の京都」と称される古都台南には古い町家も残っており、うまく改築している事例が多くありました。

新しく営業するお店と従前からの居住者が協力しあってまちづくりしている点は、姉小路とも類似性があります。日本との相違点は、まちづくりの活動拠点がしっかり設置されていることです。さらに、代表者を投票で選挙するという点では先進性があり、学ぶべきところも多いように思いました。

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▲ お餅をまるめる女性の皆さん

3. 餅つき大会と姉小路界隈26年度総会の報告

生憎の小雨模様でしたが、4月19日(日曜日)10時から開催しました。近所のご婦人がたや、姉小路界隈の会会員・役員・評議員、まちづくりでお世話になっている協力者、京都市関連部局など、子供や女性からお年よりまで、総勢60余名のご参加をいただきました。餅つきは人気の恒例行事になって来ましたので、来年も継続できればと願っております。

道具一式をお借りしました晦庵河道屋様・速水様・植田まちこ様に、お礼申し上げます。この催事に併せて、姉小路界隈26年度総会も開催いたしました。委任状を含め過半数のご出席をいただき、総会が成立いたしました旨、報告申し上げます。

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▲ 4月の月例会議の様子

4. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議の報告

月例会議は、平成27年4月17日(第3金曜日)19時から、中京酒販組合ビル会議室で開催しました。

まず最初に、この4月の市役所とご町内等の役員交代のご挨拶を交わしました。

次に、姉小路界隈での、解体・建築・店舗開店状況のお知らせを行いました。「地域景観づくり協議会」活動に関しては「新規建設及び、開店に関する届出書」について議論しました。さらに、20周年記念事業について協議しました。

4月末からは、京都市芸術大学の学生さんたちによる姉小路界隈のまちなみ調査と模型製作が始まります。ご町内の皆様、ご理解下さいますようお願い申し上げます。

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▲ 杉崎和久法政大学教授

当会は、烏丸通から寺町通、御池通から三条通に囲まれた、姉小路界隈にお住まいの皆様を対象にしたまちづくり活動団体です。この範囲内の住民が会員対象ですが、外部の専門家にも、評議員として主要メンバーに加わっていただいております。杉崎和久法政大学教授には、20周年記念事業推進担当としての重責をお願いすることになりました。改めて、皆様にご紹介いたします。

次回の月例会議は、5月15日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催致します。より多くの方々のご参加をたまわり、積極的なご意見やご提案をお聞かせいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)