平成二十七年十月号
「ここちよく歩くことのできるみちの実現にむけて

1. 森口征子さん(姉小路通富小路西入) 建築協定に91軒目として加入

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▲ 森口邸

「姉小路界隈地区建築協定」は、1「コンビニエンスストア」と 2「家主が同居していないワンルームマンション」を規制しています。

その甲斐あって、姉小路通には1及び2(協定締結前の1軒を除く)の物件は、皆無です。地域の資産価値を目減りさせないためにも、環境保全は重要な事柄です。

深夜の静けさを保ち、安心して安全に生活できる環境保全は、地域住民の基本的人権につながるものです。ちなみに、建築協定区域内の姉菊屋町では9割以上の世帯が加入済で、京都市のウェブサイトで、協定内容や加入状況を閲覧できます。建築協定区域内で未加入の方は、追加加入のご協力をお願いします。

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▲ アイデア標識の試作品について議論

2. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議の報告

平成27年9月18日(第3金曜日)19時から、中京酒販組合ビル会議室にて開催しました。

最初に、品格ある店舗として開業された割烹「本田亭」(意見交換会は前号で報告済)と、チョコレート店「ベルアメール」を紹介しました。次に「京都市地域景観まちづくりネットワーク」の立上(去る8月3日、地域景観づくり協議会7地区代表と京都市長門川大作氏ご参加のもと命名)について報告(京都市も冊子制作中)しました。続いて「姉小路行灯会」の総括報告を行いました。さらに、23日の自転車安全教室にて展示する、通過自動車速度測定(装置)と、20km/hの速度規制を印象深く表現したアイデア標識の試作品について議論しました。

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▲ 自転車マナーを考える教室

3. 安心して歩ける町に
「自転車マナーを考える教室」開催の報告

交通安全週間にちなみ、9月23日に自転車安全教室を開催しました。まず、京都市自転車政策推進室朝山課長から、京都市の自転車道整備の様子と、姉小路界隈まちづくりビジョンでも掲げている「ここちよく歩くことのできるみち」の実現にむけて、その整合性等をお話いただきました。

続いて、中京警察署から、自転車の右側通行(逆走)等の罰則強化と、九つの「危険行為」を反復して行なった人に命じられる講習受講制度新設の説明がありました。三番目には、NPO自転車活用推進研究会関西事務局長藤本典昭氏が、歩行者と自転車に係る多額賠償事故事例と、ヨーロッパにおける自転車道整備状況の最新事例をご報告くださいました。

40名以上と、昨年よりも参加者が多く、関心も深まっており、「ここちよく歩くことのできるみち」を目指す当会は、来年も安全教室開催を繰り返せればと考えております。参加者各位と、主催者として準備にお骨折りいただいた「歩いて暮らせるまちづくり推進会議」に、お礼申し上げます。

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▲ 加藤陽一氏

加藤陽一さんは、創業三代目のオーダースーツ重太郎(株)加藤重の代表取締役です。当会の西半分地区、初音学区の消防団活動や、木屋町の清掃活動にトイレ掃除や、京都西ロータリークラブ会長など、社会活動にも尽力され、当会の活動でも、何かとお世話になっています。皆様に、あらためて紹介申し上げます。

次回の月例会議は、10月16日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催致します。より多くの方々のご参加をたまわり、積極的なご意見やご提案をお聞かせいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)